【ギリシャの青の洞窟】カステロリゾで野宿をまぬがれボート泊して漁に行く

優しいギリシャ旅行記

カステロリゾは、トルコから船で30分で着くギリシャ領の島。
透明な海と、そこらじゅうにいるウミガメ、そして青の洞窟で有名な島です。

前回、ギリシャのカステロリゾ(メイス島)は、野宿のスポットがありますよ!というのをブログに書きました。(宿泊費が超高いカステロリゾの満点星空野宿スポット!)

今回は、私がなぜカステロリゾ(メイス島)で野宿をまぬがれることができたかというお話です。

旅は出会いだ

旅は出会いだってよく言ったもんですよね。海外1人旅が多い私はよくそれを実感するんですが、それを1番実感させられたのが、カステロリゾ(メイス島)での旅でした。

ある出会いのお陰で私は野宿をしないで済んだし、1人の人の心に触れることができました。また、当時のシリア難民が海を渡ってくる事実、そしてギリシャの経済危機による家族がバラバラになるという話まで聞くことができました。

必ずまた行くんだと、願う場所です。

青の洞窟に行くために野宿を決意

カステロリゾ(メイス島)に青の洞窟を見るために訪れた私。日帰りの船チケットをとっていたのですが、波が高いから行けないということを聞き、仲良くなったおっちゃんに島1番のキャプテン(船乗り)を紹介してもらいました。

キャプテンにしつこく何度もお願い攻撃をしていたんですが、波が高いとのこと。30分おきくらいにキャプテンのところへ行き聞いてみるも、ダメ。
仲良くなったおっちゃんは、「このキャプテンが無理なら他の誰もが無理だなぁ」と言う始末。

帰りの船ギリギリの時間まで粘りましたが、無理だったので、1泊することを決意。前回のブログ(宿泊費が超高いカステロリゾでの野宿スポット)
にも書きましたが、野宿スポットを探して、一夜をテントなしで野宿することを決意しました。

ごまかし効かずキャプテンに拾われる

青の洞窟に行くんだって言って、何度も何度もキャプテンとも交渉をした私は、とりあえずこの島で1泊することを決めました。
野宿予定でしたので、とりあえず日が暮れてお店が閉まるまで表通りの海と観光客を眺めていたんです。

パンをあてにビールを飲みながらお店のwifiを使っていると、キャプテンが通りかかり、こう言いました。
「今日どうするんだー?」
私は宿を探しているフリをしながら、「カステロリゾに泊まるから、明日青の洞窟連れてってねー!」と言って手をふりました。

そして本格的に暗くなってきたため、野宿スポットへ移動しようと荷物をまとめていると、またキャプテンが通りかかりました。

しばらくおしゃべりをした後に、「今から明日の漁の支度をするけど見に来るか?どうせ暇なんだろ?」なんて声をかけてくれたため、私は喜んで「OK!」してキャプテンについていきました。

そして、家の前ででっかい釣り具に魚をひっつける作業をしながら、おしゃべりして1時間ほどたったあとに、キャプテンにこう言われたんです。

「お前、泊まるところどうせ決まっていないんだろ?」

あ、バレていたか、、と思ったらさらにもうひと言。

「明日の朝4時には漁に行くけど、俺の船で寝るか?」

漁も一緒に行ってもいいぞとまで言ってくれたんです。もうびっくり。
船に着くと、寮する船だからそんなにきれいでもないけどなと言いながら薄っぺらい毛布をくれて、これを敷いて寝なさいって言ってくれたんです。

カステロリゾで漁に行く

翌日の朝4時にはキャプテンが来て漁に出発!!
きっと4~5時間は漁をしていたはず。

カステロリゾの周りを中心にえさのついたでっかい針を落としていく。
いつもこれを1人でするらしい。
「遠洋の時は1人で何泊もするんだ」って誇らしげに言ってました。

カステロリゾは、ほとんどの人が夏場のシーズンだけ来て観光客相手に仕事をしているらしく、夏が過ぎたら人は全然いないよと寂し気に言っていました。

そんなキャプテン、こう言っていました。

「俺は海が大好きだ。死ぬまで漁師をするし、生まれ変わっても漁師をする。人生がやり直せたとしても漁師をするぞ。何度生まれ変わったって漁師をする。」

煙草を吸いながら、話をするキャプテンはかっこよかった。

カステロリゾと、シリア難民。経済危機と、キャプテンの家族。

漁に出ている間、キャプテンはたくさんの話をしてくれました。

奥さんと娘さんのことが大好きで何度も「愛してる」と言うのに、離婚したというキャプテン。
原因を聞くと、「ギリシャが経済危機に陥ったから、離婚したんだ。娘の大学の費用のこともあって。彼女たちは今奥さんの国にいるよ。」と言っていました。

「1年に1度はここで一緒に過ごすんだ、お前は少し娘に似ている」と言ったキャプテンはなんだか寂しそうでした。

また、こんな話もしてくれました。
「夜中に漁をしてるとな、人が泳いでいるんだよ」

どういうことかと言うと、戦火を逃れてシリアからトルコまで逃げてきた難民が、次はトルコからギリシャへ逃げようとしているという話。

勝手に入国しているため、見つかるといけないから、真夜中に海を泳いで渡っているんだ、と。
「この辺は島同士が近いからなぁ。けど真夜中の海は危ない。死んで島に流れ着く人もいるんだよ」
と。こんなきれいな島に、こんなことが起きていたなんて観光しているだけじゃあ全然わからない。けど、シリアの内戦が始まって1年ちょっと。そりゃあ逃げるよな…死ぬか生きるかだもん…と、ここを泳いでどこに行くのだろう、安全なのだろうかと、暗い海を見ながら考えていました。

「200人くらいは乗せたんだけどな」
「違法だけどなぁ、真っ暗の海で死ぬかもしれない人が目の前にいて、放ってはおけないだろう…」

違法だから助けてはやれないけど、せめて船に乗せて島の裏側まで送ってやるんだと言っていました。

キャプテンとの思い出

キャプテンの温かさに触れ、色々な思いに触れ、現実に起きていることを考えさせられました。キャプテンとの時間は、私にとって宝物のような時間でした。

魚は全然連れなかったけど、島に戻ってすぐに青の洞窟に連れて行ってもらいました。

おちゃめな笑顔のキャプテン、絶対また会いに行くね!!

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