三吉彩花さん主演のホラー映画「犬鳴村」を観に行ってきました!!
怖いし後味悪いし、エンドロールで本物の心霊スポット「犬鳴トンネル」を映しています。
ネタバレなしの感想の後にネタバレ有りの感想を書いています。
ネタバレは嫌だという方は、ネタバレ無しのレビューのみをご覧ください。
三吉彩花さんが美人だということと、実際に何度も「旧犬鳴トンネル」に足を運んでいたものとして、ぜひとも観たいと思った映画だったので、ホラーは苦手でしたが観に行ってきましたよ。
あ、みなさんみなさん。
これだけは注意させてくださいね。
※実在する心霊スポット「旧犬鳴トンネル」には絶対に行かないでくださいね。
映画:犬鳴村のあらすじとネタバレ無しのレビュー
三吉彩花演じる奏は、精神科医。
しかし、その一家は奇妙な血筋を持つ一家だったのです。
事件は、奏の兄が彼女と一緒に心霊スポット「犬鳴村」を訪れたところから始まります。
心霊スポットから帰ってきた兄の彼女は、おかしな歌を口ずさみ、恐ろしい絵を描き、失禁しながら道を歩くように。それと同時に奏の霊感も戻り始め、奇妙なモノを見るようになります。
奏の兄は、もう一度「犬鳴村」へ訪れますが、その直後に行方不明。
しかしそこには奏の弟の持ち物らしきものも…。
そして、明らかに何かを知っているであろう、父。
家族、一族を巻き込んでストーリーは展開されていきます。
映画:犬鳴村の感想レビュー(ネタバレ無し)
正直に言います。後味悪いです。
そして、なかなかに怖いです。
そして、少しばかりミステリーの要素も含まれています。
話を追うごとに意味が分かるようになるものも多々。
日本のホラー映画として、古くからの日本らしさも兼ね備えつつストーリーが展開されていくところは、とても面白いものがありますよ。
ただのホラー映画のように、ビックリする場面や怖い見た目のものが出てくる場面や、何かが追いかけてくる場面ばかりではないところが見どころです。
人の葛藤がストーリーに組み込まれているからこそ、最後は後味が悪かったです。
どうして後味が悪いのか、どういうストーリーになっているのか、どういう場面でめちゃめちゃびびってしまうのかは、次のネタバレ有りのレビューに続きます!
福岡にある心霊スポット「旧犬鳴トンネル」と、その分かれ道の先にある村(犬鳴村)を題材としている映画です。実際の犬鳴村は都市伝説ですが、映画に出てくる犬鳴トンネルは実在しますし、私はよく行っていました。(この記事を見たみなさんは絶対にそこには行かないで下さいね)
<準備中>
心霊スポット「旧犬鳴トンネル」には絶対に行ってはいけない。本当にあった話
映画:犬鳴村のあらすじ(ネタバレ含む)
まずはあらすじからいきましょう。
精神科医の奏。その兄は、彼女を連れて「犬鳴村」を目指します。
実はこの犬鳴村は、地図に載っていない村として有名な心霊スポット。
犬鳴村に繋がる道の手前にある電話ボックスに午前2時になると電話がかかってくるという噂を確かめるべく、電話ボックスへ。
本当にかかってきた電話に、彼女は「今からいきます」と答える。
そして、犬鳴村へと続くトンネルへと二人は向かいます。
トンネルを抜けた所にあったのは廃村。
トイレをしたいからあっちに行ってという彼女に対し、奏の兄は気味が悪いから早く帰ろうと促しますが、彼女は面白がっている様子。
トイレを待っていると、彼女の叫び声を聞いた兄は急いで彼女のもとへと向かいます。
すると、彼女が何かから逃げるようにトンネルの外へ。
するとその翌日、奏の実家にいた兄の彼女は明らかに様子がおかしくなっていました。
変な歌を口ずさみ、おぞましい絵を描いています。
トイレに行ってくると言った彼女は、歌を歌いながら失禁しつつもどこかへ向かっている様子。
急いで奏と兄と弟が外へ探しに向かいますが、どこにもいません。
兄が電話をすると「今からいくから」と声が聞こえた直後に、兄の目の前に鉄塔から飛び降りた彼女が。
彼女の死が「犬鳴村」のせいだと確信した兄は、もう一度「犬鳴村」があると噂される心霊スポットに友人達と行きますが、なんと犬鳴村に続いていいたはずのトンネルが封鎖されています。
ブロック塀を超えてトンネルの中に行った奏の兄は、そのまま行方不明に…。
そのころ奏は病院で奇妙な出来事に出会います。
診察している男の子が何やら幽霊(もう1人のお母さん)を見ている様子。
そしてそのお母さんの存在を奏は見えるようになっていました。
実はこの病院の先生に取り計らってもらって、養子縁組した男の子なのですが、この話は男の子の父しか知らないもの。出生後死産した子どもの代わりに、同日に出産直後に死んでしまった身寄りのない女性から生まれた男の子を養子縁組にしたよう。
奏の兄が行方不明になったトンネルに、警察と奏の家族が訪れると、そこには奏の弟の持ち物まで見つかってしまいます。
そこで彼らは姿が見えなくなっていた奏の弟も兄と一緒にトンネルの中に入ってしまったことを知ります。
狂乱した母親は、父親に嚙みついてしまうのですが、その姿はまるで犬…。
家族のルーツに何かあると感づいた奏は父親に迫ります。すると、家の中からなにやら妙な物音が。止める父親を無視してそこへ向かうと…
まるで犬の様になった母。口の周りや顔に食べ物をたくさんつけ、手でそれをぬぐっています。(このシーン相当怖かったようです。私は手で顔を覆いましたので分かりません笑)
絶対一族の何かに問題があると悟った奏は、奏の母の実家に行き、祖父と話をします。
すると、奏の祖母は、祖父の家の前に捨てられていたことが判明。
祖父の言い方から、祖母が「犬鳴村」出身であることを悟る奏。
そして縁側から祖母が眠る墓を見ると、そこには男の幽霊が。そして思い出します。祖母がこの幽霊は悪い人ではないと言っていたことを。
奏はこの幽霊から一族にまつわる歴史を聞きます。
奏がなぜ父親から怖がられているのかも、奏の父親が奏の母親の血をなぜ嫌うのかも知ってしまうのです。
昔、犬を食べる一族として忌み嫌われていた犬鳴村の住民たち。その住民たちに取り入った外部からの人たちがいます。
ダムの建設のために働いていた人たちです。
「日本国憲法ハコノ先通ジズ」という看板をたてて、犬鳴村の人たちに受け入れられるように仲良くしていきます。
しかし、これは全てダムの建設のため。彼らは犬鳴村の人たちを檻の中に閉じ込めてしまうのです。
そして奏は気付きます。
犬鳴村の人たちを檻の中に閉じ込めた外部の人間は、自分の父方の家系にあたる人たちであったことを。
一部始終を男性の幽霊が昔保存したビデオから奏は知ってしまいます。
自分の一族がしたことから「君は目を背けるな」と言われた奏ですが、犬鳴村の住民の幽霊に囲まれた奏はその場から逃げ出してしまいます。
しかし奏は、兄と弟が犬鳴村にいることを確信し、そこへ行くことを決意します。
午前2時に電話が鳴るという公衆電話に行って電話を取ると、なんと奏の兄と弟の声が。
「今から行く」と答えた奏の前には、ブロックで封鎖されていないトンネルが現れます。
男性の幽霊が、当時のままの犬鳴村を説明しながら、奏と村へ向かいます。
村中には住民の死体が転がり、その死体を食べる犬まで…。
目を覆いたくなるような光景の先に待っていたのは、さっきの犬が寝ている犬小屋でした。
その犬小屋の隣の檻に奏の兄と弟は捉えられていました。
奏が映像の中でみたような檻の中に捕らえられた奏の兄が、檻のカギの場所を奏に伝えます。
眠っている犬を起こさない様に鍵を取ると、その先の階段へ向かおうとする幽霊の男性。
奏も一緒についていくと、なんとそこにはその男性の愛した女性(マヤ)が鎖につながれていました。
奏の父方の一族は、ダム建設をするために犬鳴村の住民の悪い評判を作る口実として「犬鳴村の女は犬と交わっている」というために、マヤを犬と一緒の小屋に鎖でつないでいたのです。
マヤの側には産まれたての赤ちゃんが。
その赤ちゃんを幽霊の男性を手に取ると、奏に渡します。
この子を頼んだという男性の言葉にマヤは「私の赤ちゃんを返して」と反応し、泣き叫びます。
奏は赤ちゃんと兄、弟を連れて村から出ようとトンネルへ向かいますが、ぞろぞろと大勢の幽霊が。
半分は犬鳴村の人間の血が入った奏兄妹といえども、もう半分は自分たちを皆殺しにした血の入った子ども。
死んだ犬鳴村の住民たちは無念で仕方ないのです。
まるで犬のような顔をしたマヤを筆頭に奏たちを追いかける幽霊。
「お前には赤ちゃんはもう無理なんだ」とマヤを止める男性の声を振り払い、まるでその姿が犬となったマヤは奏でたちを追いかけます。その姿はまるで犬の様になった奏の母と同じ。
もうすぐトンネルの出口だったのに奏たちは捕まってしまいます。
すると、奏たちを逃がすために奏の兄がマヤを抑え込みます。
(ごめんなさい、このシーンも怖かったので目をつぶっていました。私の情報源は音声と一緒に観た人の解説のみです💦)
奏と弟は、マヤの赤ちゃんを連れて祖父の家へと向かいますが、玄関先で倒れて気を失ってしまいました。
時はさかのぼって奏の祖父がまだ小さかったころ。
祖父の玄関前に置かれていた“奏が連れてきた赤ちゃん”を見つける祖父。
そうです、マヤの赤ちゃんは実は奏の祖母だったんですね。
現在軸の時間に戻り、祖父に気を失っているところを見つけてもらった奏と弟。
無事に戻ってこれたんですね。奏と弟は。
そして、奏は病院で確認します。
2人の白骨化した遺体にしがみつかまれて見つかった兄の遺体を。
白骨化していた2つの遺体は、奏の祖母の両親。そう、マヤと男性の幽霊だったのです。
奏の母方の祖父母宅にあったお墓に一緒に入れてもらったマヤと男性の幽霊。
奏と祖父がお墓に手を合わせた後、奏がそこを振り返ると、祖母とマヤと男性の幽霊の姿が。
私をちゃんと救い出してくれてありがとうとでも言いたさげな祖母の幽霊を後に、奏は仕事へ向かいます。
幽霊を見ていた男の子の退院が無事に決まり、奏が病院から見送ろうとすると、男の子が奏にこっそりと耳打ちします。
「お母さんが、お友達によろしくねって」
幽霊の母に肩を抱かれた男の子を背に、病院へ戻る奏。
その姿はまるで犬だったのです…。
エンドロールで流れたのは、まぎれもなく本物の心霊スポットである「旧犬鳴トンネル」でした。
【感想レビュー】ホラー苦手でも観やすいけど注意点1つ!
もはや奏の兄が死んでいる時点で後味悪くないですか!?
奏の兄は、マヤにとっても自分の子孫なのに!!
個人的には奏の兄は生きていて、そして犬鳴ダムからマヤと男性の遺体が出てくることが理想でした‥。
そして、気になる恐怖シーンはほとんど私目を覆っていたので見ていませんが、びっくりさせられる頻度としては、呪怨の方がかなり多い印象でした。(個人的に、呪怨は終始ビビりあがっていました)
犬鳴村は、ストーリー性もかなり高いため、ただのびっくりメインのホラーとは少し違います。
まぁ、おかげでホラー苦手の私でもほとんどの箇所はしっかり見れました。
ホラー系(びっくり驚かされる系)が苦手な人でも楽しんで鑑賞することができる映画だとも言えますよね。
しかし、1つだけ注意点があります。
霊感の強い人はこの注意を見た上での鑑賞をオススメします。
エンドロールでは、実際の「犬鳴旧トンネル」が映っています。
犬鳴峠、そして旧道を通っての旧トンネルです。
もしかしたら何か映っていたり、気分悪くなる可能性もあるかと思いますので、霊感の強い方はエンドロールが流れる前に映画館を出ることをオススメします。
実際の犬鳴峠にある犬鳴旧トンネルに何度も足を運んでいましたが、恐ろしいエピソードがいくつかありますよ…。
まとめ
さて、みなさんどうでしたか!
書きながら小さな物音にビビりまくってしまった私…😢
物語に出てきたパラレルワールドや、意味深な出来事には、こちらで解説していこうと思います!
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