【英会話】日本の神様の説明をするときにGODと言うのはナンセンス。

海外旅行

英語で日本の神様を説明するときは、“〇〇〇GOD”と言いましょう。

〇〇〇に入る文字が分かったあなたは、海外生活中級者以上です。

ちなみに、ローマ字3文字です♪どうでしょうか。

  

【英会話】外国人と宗教の話をするときの注意点  

早速ですが、答えに行きましょう。

英語で日本の神様の説明をするときはGODじゃなくて、“OUR GOD”と言った方がいい

です。

  

    

どうだったでしょうか。正解しましたか?

もしくはこれとは別の言葉を知ってるよって方はぜひ教えてくださいね。

それでは本題に入っていきましょう。

  

【途上国へ海外旅行】必ず聞かれる質問はこれ。  

海外旅行へ行った際もしくは海外で活躍している日本人が、現地の人とふかーく交流している際によく聞かれる質問があります。途上国であればあるほど聞かれる傾向が強いかもしれません。

その質問は、この質問です。

「あなたの宗教ってなに?」

     

途上国でなくても宗教色の強い地域に訪れれば聞かれるはずです。

   

私自身も中東で2年間住んでいた時に、よく聞かれる質問でした。

仕事で仲良くなった人はもちろん、レストランで仲良くなった人、また現地の学校の生徒、なんならお土産屋のおっちゃんとおしゃべりしている時でさえ聞かれます。

   

   

その時に決して言ってはいけない言葉が、

「私は無宗教です」

という言葉です。

なぜ途上国で「無宗教だ」だと言ってはいけないのか

無宗教だと言ってはいけないと言うより、リスクが大きいんです。
仲良くなりたいと思っていた人とも関係がうまく築けないことも出てきます。

宗教が無い=神様を信じていない=怖いものが無い=モラルが無い

という方程式に行きつかれ、変な目線で見られるだけでなく、あなたはこんなにいい人なんだから、神様を信じなさいと、彼らの宗教に勧誘されるのがオチです。(私の経験上)

    

     

日本人は無宗教?   

一般的に、日本人はよく無宗教だと言われますが、実はすこーし違います。

私たちの考え方やものの見方の中には、少しだけ宗教的な観念が含まれています。

なぜ日本人は道端にゴミをポイ捨てしないのか。なぜご飯を残すことがもったいないと思うのか。

なんで、古くなった人型の人形に、恐怖を感じるのか。なぜ、生霊とか幽霊がいると思っているのか。

    

   

なぜなのでしょう。

   

実は、神道や仏教的な要素が私たちの生活の中に意識せずとも根付いているといます。

    

「頑張れば、きっと誰かが見ているよ」

というのも、そうですし、バスケの神様、サッカーの神様、トイレの神様という表現も、多神教と自然崇拝のあった日本人独特のものなんです。

日本人の宗教観については、相澤理先生が監修している、「まんがで学ぶ世界の宗教」という本がとても分かりやすいので、ぜひ読んでみてくださいね。

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この本は、宗教について分かりやすく書かれているだけでなく、今現在その宗教がどう生活に根付いているかを、日本人に分かりやすい視点で書かれています。

また、それだけでなく、日本人の生活に関わる宗教観も書かれていますよ。

45歳で旦那さんを亡くして、子どももいなくて1人ぼっちになった女性の話は、きっと誰しもが共感できる話です。

  

  

話を戻しましょう。

それでは、

なぜGODじゃなくて、“OUR GOD”と説明した方がいいのか解説していきましょう。

【実践編】英語で日本人の宗教観を説明する    

英語がイギリス圏からきたというのもありますが、GODという単語を使うと、一般的には一神教の神様のことだと思われます。

具体的にはこういうことです。

イスラム教徒があなたに「神様は信じているか」と質問をしたとしましょう。

彼らはこう聞きます。

   

「アッラーを信じていますか?」
(Do you believe in アッラー?)

そしてあなたはこう答えます。

「アッラーはよく分からないけど、神様は信じているよ」
(I don’t know about アッラー,but I believe in GOD)

そうすると彼らはこう答えます。

「神様を信じているのね!素晴らしいわ」
( You believe in GOD!beautiful)

そして、会話をしていくと、違和感を感じるでしょう。

   

   

そうです。

たとえあなたが、日本の神社にいる神様の話をしているつもりだとしても、彼らは、あなたが一神教の“神”を信じている前提で話が進んでいくからです。(ここで言う一神教の神とは、ユダヤ教の神でありキリスト教の神でありイスラム教の神である“神”のこと)

    

ちなみに、イスラム教の人が、英語でアッラー(イスラム教の神様の呼び方)や他宗教のことを話すときには、こういう言い方をします。

「OUR GOD」「THEIR GOD」もしくは「YOUR GOD」

自分たちの神、彼らの神、あなたの神、です。

     

    

こう言ってあげると、かなり区別がつきやすくなるのがお分かりでしょうか。

     

宗教が違ってくると、信じている神様も異なってきます。

それなのに「GOD」という単語を使うと、色々な意味で誤解が生じてきます。

    

なので、ぜひ神社の神様などの日本人の言う神様の話をするときは、「OUR GOD」と言ってあげてください。

そして、もっと踏み込んで宗教の話をするときは、この言い方がかなり有効です。

「OUR GOD called KAMI」

     

KAMIと言って話をするんです。

私が中東に住んでいるときは、このやり方がかなり有効でした。

もちろん仏教徒の方などは、「ブーディー」等と言えばいいと思いますよ。

<まとめ>海外旅行で宗教観を外国人と話すときの注意点   

☑不用意に「私は無宗教です」というと、モラルが無い人だと思われる可能性がある。

☑外国人に英語で神社等日本の神様の話をするときは「OUR GOD」と言おう。たんにGODと言うと、一神教の神様と誤解されます。

☑さらに説明をしやすくするためには、「KAMI」という呼び方を教えて話を進めましょう。

    

   

  

海外旅行へ行く方へも「ミニ知識」として知っておいても損はない情報でした。

特に宗教色の強い地域へ行かれる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。



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